第１０回ビジネス法務クイズ ビジネス実務法務検定第28回３級問２－１

2011年12月（第30回）、2012年 6月（ 第31回）、　2012年12月（第32回）の過去問は、

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＝以下、ビジネス実務法務検定第28回３級第２問２－１の問題です。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

 

第2問　2-1　（5点）
次の文中の[　]の部分に、後記の語群から最も適切な用語を選び、解答用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

契約が成立するためには、契約当事者間における意思表示の合致が必要であるが、実際の取引では、この意思表示の有効性が問題となることがある。
これには、民法上、表意者が表示した意思に対応する真意を欠く「意思の不存在」と、真意に対応した意思表示はなされているが、真意を形成する過程に問題がある「瑕疵ある意思表示」が挙げられる。

まず、意思の不存在には、次の［ア］、［イ］および［ウ］という態様がある。
［ア］による意思表示とは、表意者が真意でないことを自分で知りながら、真意とは異なる意思表示をすることをいう。［ア］による意思表示は、表意者と相手方との間では原則として有効である。
［イ］とは、表意者が相手方と通じて虚偽の意思表示をすることという。［イ］は無効である。ただし、［イ］であることを知らない第三者に対しては、意思表示が無効であることを主張できない。
［ウ］による意思表示とは、表意者が勘違いにより真意とは異なった意思表示をすることをいう。［ウ］による意思表示については、法律行為の要素、つまり意思表示の重要な部分について［ウ］がある場合に無効となるのであり、すべての勘違いが［ウ］による意思表示として無効になるわけではない。
　次に、瑕疵のある意思表示には、［エ］による意思表示と［オ］による意思表示がある。
［エ］による意思表示は他人にだまされて意思表示をすることであり、［オ］による意思表示は他人からの害意により恐怖の念を生じて意思表示をすることである。
瑕疵ある意思表示をした者は、その意思表示を取り消すことができる。

［語群］
①優良誤認表示 　②脅迫　　③承諾の意思表示
④申込みの誘因　　⑤限定承認　　⑥心裡留保　　⑦詐欺
⑧信義則　　⑨虚偽表示　　⑩公序良俗　　⑪有利誤認表示
⑫解除　　⑬申込みの意思表示　　⑭錯誤　　⑮更改

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